20年ぶりにマンモ基準変更原案 〜鍵はデンスブレスト

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20年ぶりにマンモ基準変更原案 〜鍵はデンスブレスト

デブラ・ゴールドシュミット(CNN)

2019年3月30日

 米国食品医薬品局(FDA)は、マンモグラフィー基準の変更原案を発表した。

 FDA局長のスコット・ゴットリーブ医師によると、これは20年ぶりになるマンモグラフィーの検査規定の変更で、乳がん検査の質の向上と近代化を目的としたものである。

 鍵となる変更点は、乳房濃度についての情報を検査結果と一緒に書面で提供するという点が含まれている。

 デンスブレスト(高濃度乳房)のマンモグラフィー画像は解読、解釈が困難といわれている。FDAは、「高濃度組織は乳がんの兆候を判別しづらくし、画像の感光度を低下させうる」と指摘している。デンスブレストは乳がん危険因子とも考えられており、FDAによると40代女性の半数以上の乳房が高濃度である。

FDAは乳房の密度がマンモグラフィーの精度にどのように影響するかということを説明し、デンスブレストの患者の乳がんリスクと個人の状況との関係について、医療従事者にに相談することを推奨する具体策を提案している。

 この変更原案は患者側がコミュニケーションを高めるために改善をする一つの方法である。これを突き進め、医療提供者とのコミュニケーションを改善するため、現在、マンモグラフィーの検査結果は「陰性」、「良性」、「おそらく良性」、「疑わしい」、「悪性の可能性が高い」、「不十分。追加の画像評価が必要」と分類しているが、当局はもう二つのカテゴリーを増やすことを提案しており、「生検で判明している悪性」と「乳房組織マーカー留置後のマンモグラフィー」の追加を検討している。それに加えて「不十分。比較検証のため以前のマンモグラフィーが必要」という評価カテゴリーを加えることも考慮している。

 これで検査施設は検査所見をより正確に分類でき、患者や医療提供者はマンモグラフィー検査後、情報に基づいた決断ができる。

 この変更は「現在の規律が公表されて以来のマンモグラフィー技術と工程」における進歩を考慮にもいれている。例えば、3Dデジタル検査は複数の角度からの乳房の断面画像を提示できる。結果は乳房組織の「情報画像」であり、2D画像より正確で望ましい場合がある。

 1992年以来FDAは、マンモグラフィー施設の質、すなわち認定評価、検定、視察、実地基準などの責任を負ってきた。

 この変更原案によって、規律に反するマンモグラフィー検査施設を、当局が営業廃止や停止に追い込み易くなる。FDAの医療機器・放射線センター長のジェフ・シュレン医師はこれで、「当局の強制、行使力の強化が促される」と指摘している。

 ゴットリーブ医師は「マンモグラフィーは最善の乳がん検査法である」と述べている。アメリカ人女性の間で、皮膚がんの次に多いがんは乳がんであり、死因となるがんとしては、肺がんに次ぐ。国立がん機関によると、2018年、26万人以上のアメリカ人女性ががんと診断され、4万920人以上が乳がんで亡くなっている。

 アメリカがん協会はマンモグラフィー検査を、45から54歳の女性には毎年の受診を、55歳以上に関しては、健康状態が良好で少なくともあと10年は生きるであろう女性に隔年受診を推奨している。また45歳未満にも例年受診する選択を与えられるべきであると述べている。

 変更原案には一般からの意見が90日間受付られており、その意見を基に変更される。その後さらに再検討されたものが、最終案となる。

この翻訳はボランティアが行ったものです。腑に落ちない点がありましたら下記の原文をお読みください。

原文:CNN <www.cnn.com>

FDA proposes changes to mammography standards for first time in more than 20 years