病理報告書について

『病理報告書について』

病理報告書のコピーを入手することが何故重要であるかということと、その内容をどう理解するかについて教えます。

外科医とがん専門医師に対する質問について

  • 乳房生検(バイオプシー)の病理報告書のコピーはいただけますか?

  • 私のレセプターは何を意味しますか?

  • 手術病理報告書のコピーをいただけますか?

  • 私の乳がんのステージを教えてください。

  • 手術報告書と病歴、身体検査のコピーをください。

病理報告書には以下の2種類があります。

1. 乳房生検(バイオプシー)報告書

乳房生検(バイオプシー)報告書は最初に目にする報告書で、これにより乳がんであるか否かが明らかにされます。最初の報告書はどのタイプの乳がんなのかということだけがわかり、針生検の後、1日から3日後に入手できます。翌週以降に、最初の報告書にレセプターの結果が付け足されますので、そのレセプターの情報も含めた最終乳房生検(バイオプシー)報告書を外科医から入手するようにしてください。

どのタイプの乳がんであるかが、がんの治療の方向性を決めます。乳がんは進行性か非進行性かに分類され、そして“細胞の型”によって名前が付けられています。またエストロゲンレセプター(ER)、プロゲステロンレセプター(PR)、HER2レセプターの結果は自身の乳がんの治療や予後を理解するために非常に大切な情報です。そのレセプターの情報によって、まだ手術を行っていない段階であっても化学療法が最終的に必要または有効であるかということがわかるので、外科医とがん専門医に尋ねましょう。

2. 手術病理報告書

2番目の報告書は手術病理報告書です。手術後、約3日から5日後に入手できます。これは腫瘍のサイズ、断端部位、リンパ節浸潤の可能性などの詳細な診査が示されています。この報告書にはあなたのがんの最終的なステージが記載されていますので、もし記載が無かった場合は自身の乳がんがステージ0、I、II、III、IVのうちどれなのか医師に尋ねましょう。そして自分のステージが5年または10年生存率において何を意味するのか、がん専門医に聞きましょう。この報告書は通常、手術から1週間後の外科医の診察時にコピーをもらうことができます。

手術ノートと病歴、身体検査の記録

手術ノートと病歴、身体検査の記録のコピーも入手可能です。これらの書類は乳がん治療の非常に優れた要約となりますので、自身の記録として保管しておくことで、将来新たな医療機関の受診時に役立ちます。時間が経つにつれ、治療の詳細は忘れがちになりますし、担当していた医師の退職や病院の病歴管理の状況によっては、過去の書類の入手が大変困難になる可能性もあるので、先に入手しておくことをお勧めします。

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上記はBREAST CANCER SCHOOL for patientsのウェブサイトに掲載された内容を翻訳したものです。原文は下記のサイトを参照してください。https://www.breastcancercourse.org/my-pathology-reports-2/