医師が患者に病気を伝える時のマナー

10月9日と11日の2回に渡り、SHAREはニューヨーク大学医学部の教室に招かれ、自分ががんと診断された時の様子を振り返りながら、医師が患者に向き合う時のマナーを伝える授業に参加しました。

これはSHAREの「Said by Said」と言うプログラムです。

がんと診断された方々のミーティングのファシリテーターをしていくうちに、ショッキングながんの診断を受けた患者さんのリアクションは、当たり前なことですがそれぞれ違い、医師という職業を目指し集まった若い生徒さんたちに、一回の授業でどう伝えたらいいのかと毎回悩みます。

活発に手があがるクラスとそうでないクラス、同じことを伝えているのにこのリアクションの違いはどこから来るのだろうとも悩みます。

85歳になったマークさんはいつも奥様と参加されています。30年前に乳がんと診断され、それからずっと男性で乳がんを経験したことで、出来る事は何でもしてきたと言うマークさんは、「このクラスは短すぎる」といつも笑いを振りまいてくれます。

皆さんそれぞれのクラスに呼ばれ自分一人になってから、私が伝えたことは:

「I’m not robot」に必ずチェックして患者と向き合うこと。

患者にとって悪いニュースを伝えることに慣れてきたら要注意。

正確に診断を伝えることは何よりも大切なこと。

自分の専門外の病気に自分の意見を伝えないで。

患者さんのバックグランドを配慮した伝え方を考えて欲しい。

診断の結果が悪いのは医師のせいではない。

うまく伝えられなかったと思っても、スイッチを入れ替えて次の患者さんに向き合って欲しい。

笑顔の力を信じて欲しい。

などなど…伝えたいことは山のようで、マークさんの言うように時間が足りないと思いました。笑