歩くこと、走ることの意味

乳がん月間である10月にアメリカはあらゆる所で、歩いたり走ったりするイベントが行われます。

乳がんの経験者は家族や友人に支えられながら、一度は粉々になった気持ちを立て直し、治療でぼろぼろになった身体を周りに支えられながら参加するこで、完歩/完走することで、身体も心も一つになって人生の新たの一歩を進めていると確信することができるのだと思います。

去年ご紹介したアトランタにお住まいの安代さんは、今年も 去年と同様ご家族やお友達の暖かい支援を受け、杖を片手に今年も完歩されました。

「抗がん剤投与がまた始まっちゃった...」と電話で話されて、ウィッグが似合っているかを気にしながらリリースしてくださったお写真...なかなかお似合いです。

何よりも生き生きされています。

もう一方は昨日、モンスターと呼びたいのにバンブービーのコスプレで、かなりの早さでニューヨーク・シティー・マラソンを完走された祐子さん。

私たちは5番街の90丁目のセントラルパークの入り口に陣取って、周りと一体になり走り抜けるランナーたちを応援していました。

死にそうな人から余裕たっぷりの人までいろいろ...ハチの格好に気がついて「祐子さん頑張れ〜」の声援に、ぐるっと頭を後ろに向けてにっこり...カメラを向けようとした時にはセントラルパークの中に飛んで行ってしまいました。笑

祐子さんはHer2+の患者さんで抗がん剤治療中...胸に治療のためのポートを付けたままでの完走です。こんな話し聞いたことがありません。

ちなみにニューヨーク・シティー・マラソンはスタテン島から、ブルックリン、マンハッタン、ブロンクスそしてまたマンハッタンに戻りセントラルパークでゴールを迎えると言う一部始終をテレビ放映されるもので、26.2マイル、42キロをオーバーする距離です。

祐子さんは一週間前にポートが皮膚を破ってしまい、病院の医師たちも唖然とした様で、1週間マラソン禁止令が出たとか...「今年はファン・ランよ」なんてカッコいいこと言っていましたが、何と3時間半くらいで完走してしまったようで、見ていた私たちの方が疲れました。涙

このお二人の行動は乳がん患者さんたちだけでなく、病気と闘っている皆さんに勇気と希望を与えてくれるものです。

がんと診断されて恐れるばかりで残された人生の歩みが止まっている人...

がんと診断されて人生の尊さに気付き、毎日を自分らしく生きようとする人...

さああなたはどちらでしょう?

安代1 安代2 NYC Marathon 祐子1