新乳がんガイドライン

アメリカがん協会が新乳がんガイドラインを発表
2015年10月20日
ステイシー・サイモン

アメリカがん協会が乳がんスクリーニングの新ガイドラインを発表した。変更の中でも、女性全員が45歳で年に一度のマンモグラフィー受診開始、55歳以降では隔年への変更を新たに推奨している。

このガイドラインはジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション(アメリカ医学学会誌)で2015年10月20日に発表された。

アメリカがん協会のがん管理主任事務官、リチャード・ウェンダー医師によると、新研究の恩恵で、医師たちがマンモグラフィーをスクリーニングに適用する最善の方法を会得した。

「前回乳がんスクリーニング・ガイドラインを執筆して以来、数多くの研究が出版され、それ らによればマンモグラフィーでのスクリーニングには利点も不利点もあることがわかり、その結果、アメリカがん協会は、ガイドライン委員会に提起されたこの 新しいデータを再検討するよう、外部専門家グループに詳細な証拠の再考察を委託した。委員会は数ヶ月に渡ってこの証拠をすべて考慮し、利点、損害のバランスを難しながらも配慮し、この度出版されたガイドラインに変更を盛り込む結果となった。」とウェンダー医師は述べている。

新たな推奨

乳がんの罹患率が平均的な女性、つまりほとんどの女性は、45歳で年に一度のマンモグラフィーを始めるべきである。

早ければ40歳で、本人の希望によりスクリーニングを始める権利があるべきである。始める際は40歳の時点で医療供給者との相談するのが望ましい。

55歳から隔年でマンモグラフィーを受けるべきであるが、毎年受ける希望のあるものに関しては、受ける権利があるべきである。

健康である限りはマンモグラフィーは定期的に受け続けるべきである。

医療供給者の触診、自己触診はもはや推奨されない。

このガイドラインは乳がんの罹患率が平均的な女性向けである。家族暦や、胸の状態、その他の理由で乳がんの罹患率が高い女性はスクリーニングはより早く始めるか、スクリーニングをより高頻度で受けるか、両方する必要がある。医療供給者と相談の上確認すること。

ガイドラインの背後

スクリーニング・マンモグラフィーの目的は治療が 成功しやすい早期での乳がんの発見である。しかしマンモグラフィーは完璧でなく、リスクもある。マンモグラフィーは、結果無害であっても、痛み、不安神経 症、その他の副作用を含むリスクをも帯びる他のテストで再査されなければならない疑わしいものを発見することもある。専門家はスクリーニングの対象推薦の 際にこれらの利点とリスクに重きを置いている。

「マンモグラフィーの開始時の議論はこれからも続く。このガイドラインは明確にすべての女性が45歳までにはスクリーニングを始めるべきとしている。そのタイミングが利益が害を実質的に上回る時である。」とウェンダー医師は述べている。

しかし、ガイドライン開発グループのエリザベス・T.H.・フォンサムによると、55歳となると、隔年のスクリーニングでも毎年のスクリーニングの利点にはほぼ損失がない。しかもリスクは減少する。

触診はスクリーニング推奨にはもはや含まれていないのは、研究が明確な利点を提示していないからである。それでもアメリカがん協会はすべての女性が自分の胸の通常の見た目と感触に精通しているべきで、何らかの変化があれば早急に医療供給者に報告すべきと述べている。

医師との相談

いつマンモグラフィーのスクリーニングを始めるかとスクリーニングの頻度を知る最良の方法は、医療供給者と相談することである。

40歳までに乳がんスクリーニングの相談を医療供給者と始めること。

家族暦や病歴を伝えて、罹患率が平均的か高いか判断すること。

乳がんスクリーニングの利害や限界を理解すること。マンモグラフィーはほとんどの乳がんを発見するが、全部の乳がんを発見するわけではない。もし乳がんスクリーニングについてより学びたい場合は、アメリカがん協会(1-800-227-2345)に昼夜かかわらずいつでも連絡するか、cancer.org/breastcancerにアクセス。

この翻訳はボランティアにより行われました、腑に落ちないところのある方は

http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2463262

http://www.cancer.org/cancer/breastcancer/moreinformation/breastcancerearlydetection/breast-cancer-early-detection-acs-recs を参照ください。