免疫細胞を利用して癌治療

SHAREのメインオフィスからフェイスブックを通して発信された、免疫治療を受けている女性の興味深い話がありました。

73歳のマーダーさんは三年前に右の肺に癌が見つかり、肺の一部を切除した後抗がん剤治療を受けました。孫の成長を楽しみにしていた矢先に、左の肺に新しく癌が見つかったそうです。

ボルティモアにあるジョーンズホプキンズ病院で臨床試験中の、免疫治療薬チェックポイント阻害薬を投与したところ、左の肺にあった癌は消えて行きました。

研究者たちは十年以上免疫治療の開発に力を入れ、癌治療にも利用できると研究を続けてきましたが難しい物でした。

癌はハリーポッターの話の中にある、透明にするケープのような物を持ち、癌は免疫細胞が悪性の癌細胞を攻撃する働きを阻止していたことに研究者たちは気がついたと、バーマー医師は語りました。

そして研究者たちはそれを阻止する方法を見つけたのです。

発見された治療法は”チェックポイント阻害薬”と呼ばれ、癌が免疫細胞に攻撃されない為の透明のケープにスイッチが入らないようにする方法を見つけたこととバーマー医師は語ります。

進行性の皮膚癌にも効果があることが証明され、他には腎臓癌、膀胱癌、頭頸部癌、リンパ腫、そして乳癌にも効果が見られているそうです。

この治療薬は抗がん剤に似た副作用があるようですが、抗がん剤よりも薬の効果が長いようで、実際にどれだけ長く効果を持つかが今は答れているようです。

一年経った今もマーダーさんには癌の再発は見られないとのことです。

チェックポイント阻害薬の問題は、一回分の値段が千二百万ドル(一千万円以上)することです。

製造元のブリスタルマイヤー社は正統な値段としているものの、これから患者の手の届く値段にする努力をすると語っています。

バーマー医師はチェックポイント阻害薬を投与した後の身体は、免疫細胞(T-call) がこの薬無しでも腫瘍を攻撃することを覚えているようだと語っています。医師は患者に臨床試験に参加する形をとって治療を提供して行くと語っており、マーダーさんは2週間ごとにこの治療を臨床試験として受けているので、治療代は払っていないとのことです。

現文はこちらから http://www.wnyc.org/story/harnessing-immune-system-fight-cancer/