乳がんリスクの高低を見極める分子マーカー発見

健康な組織の中に乳がんリスクの予知に役立ちそうな分子マーカーを科学者が確認

テッド・ラノーザ著

4月10日

[写真の下の説明]

乳房組織にKi67として知られる分子マーカーを研究者は発見した。このバイオマーカーは、晩年の患者の乳がんリスクが高いか低いかを医師が見極めるのに利用できる。

ハーバード幹細胞研究所(HSCI)、ブリガム・ウィメンズ・ホスピタル(BWH)とデイナ・ファーバーがん研究所(DCFI)は、晩年の乳がんリスクが高いかを見極めるのに利用できる、女性の通常の乳房組織にあるバイオマーカーを発見した。

キャンサー・リサーチ(がん研究)誌で特集された研究で、HSCIの研究者コーネリア・ポリヤックとBWHの研究者ララ・タミミと同僚たちは、乳がんになりやすい個人を特定できる新たな方法を確認した。

この論文は、乳がんリスクが高く、30歳以前に出産経験のない女性が乳腺に始原細胞が多いという、ポリヤックの以前の研究に基づくものである。

ポリヤック、タミミとそのチームは、看護師健康研究と看護師健康研究IIに携わった、良性の乳房疾患と診断された302人の女性から収集したデータを調査した。がんにかかったことのある69人の参加者から採取した組織を、悪性に至らなかった残りのグループのものと比較した。

Ki67として知られる分子マーカーが高レベルの参加者は5倍がんにかかりやすいということを発見した。女性の小葉と乳管に位置する乳腺上皮細胞に、Ki67が発見された。殆どのタイプの乳がんが、これらの特定の細胞で発生するとわかっている。

患者に適切な治療を決めるのに、乳房の腫瘍にあるKi67のレベルを既に医師が役立てている一方、この最新の研究は、医学研究者が健康な組織に分子マーカーを結びつけることができた最初の例であり、がんにかかる個々の可能性を予測するのに使用でき得る。

患者が悪性乳がんを発症するリスクが低いか高いかを医師が見極めるのは現在難しいとタミミは指摘した。がんリスクの高い患者を見極められることで、研究者はそのリスクを下げる方策ならびに個別の検査方法を見つけることができるだろう。

この翻訳はボランティアの手で行われました。専門家の翻訳ではありませんので、腑に落ちないところがありましたら下記の原文をお読みください。

http://www.techtimes.com/articles/148905/20160410/scientists-identify-molecular-marker-in-healthy-tissue-that-may-help-predict-breast-cancer-risk.htm